「ベトナムのコーヒー」といわれてもあまりピンとこない人も多いかと思いますが、
実はブラジルに次ぐコーヒー豆生産量第2位の国です。
19世紀ごろ、フランスによるベトナムの植民地化とともにコーヒー豆が国内に持ち込まれ、栽培が始まったといわれています。
病気になりにくく、ベトナムの気候に合った品種である「ロブスタ種」を中心に生産が進んでいきました。
ただしこのロブスタ種、苦味や渋みが強くクセのある味が特徴です。
フランス人たちはミルクを加えて飲んでいましたが、暑いベトナムではミルクは腐りやすくなかなか手に入りませんでした。
そこで、比較的安価で手に入れられて保存も効く練乳を用いてコーヒーを飲むようになったのが、ベトナムコーヒーの始まりといわれています。
ベトナムで伝統的に飲まれている独自の淹れ方で作られたコーヒーです。
深く焙煎したコーヒー豆を独自のフィルターで抽出し、練乳を加えて飲むのですが、その甘さと濃厚さからブラックコーヒーが飲めないという人からも人気があります。
ベトナムコーヒー以外にも、ベトナム式コーヒー、ベトナムカフェ、ベトナムカフェオレなどといろんな名前で呼ばれています。
ベトナムコーヒーの淹れ方
①フィルターと粉の準備
②フタを入れてネジで締める
③カップに練乳を入れ、その上にフィルターを乗せる
④少量のお湯で20秒ほど蒸らす
⑤残りのお湯を一気に注いで、コーヒーが全て抽出されるまで待つ
カフェでブラックコーヒーを注文しても、必ずと言っていいほどお砂糖が入った甘~~いコーヒーが出されます☕
ブラックを飲みたい方は、注文の際に
「Without sugar」または、「Americano」をつけるようにしてくださいね!!